審美治療とは、より美しく、より自然な感じの材料を用いた歯科治療の事をいいます。
保険診療では使えない材料を使用するので、保険外診療となります。近年、欧米の影響を受けて日本人の歯の意識も高まっており、「前歯だけでも、材質の良い美しいセラミックで」という方も増えております。
審美治療とは、より美しく、より自然な感じの材料を用いた歯科治療の事をいいます。
保険診療では使えない材料を使用するので、保険外診療となります。近年、欧米の影響を受けて日本人の歯の意識も高まっており、「前歯だけでも、材質の良い美しいセラミックで」という方も増えております。
セラミック治療を行う際には、その色合いなど見た目のことはもちろん、いかに細かい緻密なレベルで歯を削るか、型を取れるかが成否の鍵となります。
稲田歯科では、マイクロスコープや拡大鏡を用いた治療を行っております。
補綴物(被せもの)や充填物(詰めもの)が長持ちする条件の中に適合性があります。セラミック治療を行う際は、マイクロスコープによる適合性の確認も行っています。
稲田歯科では、全額的なあるいは多数の歯のセラミック治療を行う際、シミュレーションを行い、患者さんのご要望を取り入れたフルオーダーメイドの治療を行っております。
見た目の良さが重視される上、全体的な仕上がりの雰囲気は分かりにくく不安になりますが、当院のオーダーメイドシミュレーション治療では、患者さんのお口の模型を作製し、実際の形にして見て頂きます。実際の形を見ていただくことが、患者さんとの信頼関係に繋がると考えています。
是非、オーダーメイドシミュレーション治療をお受けください。
現在の状態を確認するために、以下の検査を行います。
治療に関するご希望(範囲、期間、予算等)をお聞きして、相談しながら治療プランを決めていきます。この際、ご希望に応じて最終的なセラミックの形をイメージしたワックス模型を何パターンかお作りして、イメージをつかんでいただきます。口元の美しさのガイドラインを元に、Wax模型を作成しますが、形には個性や好みがあるので、ご希望に応じて調整します。
※Wax模型とは、歯科用ワックスで作られた「歯の形態」のことです。
セラミックの材質により削る量や削り方が異なり、細かな作業が求められます。当院では、マイクロスコープや5倍率の拡大鏡を使用することにより緻密な作業が可能になります。
神経の治療や歯周病の治療が終了したら、プロビジョナル・レストレーション(最終的なセラミックの形を見据えた仮歯)を装着します。プロビジョナル・レストレーシェンは、2の段階のWax模型でご確認いただいた形が、そのまま入ります。この時点で、形態や舌感、発音等をもう一度確認します。問題がなければ、最終的なセラミックの型取りに移ります。
個々の患者さん専用の使いすてトレーを作製し、硬さの異なる2種類のシリコーン印象材を使い型取りを行います。
型取りの精度をマイクロスコープを使って確認します。
セラミックの色調については、型取りの際にデジタル一眼レフカメラで撮影し、シェードカイド(色見本)を使い患者さんにご確認頂いて合わせます。
ジルコニアセラミックは、セラミック専門の歯科技工士が、直接、患者さんの目の前で色合わせをし、
患者さんにご確認を頂いて合わせます。
この様な手順で精密なセラミックが完成します。
セラミックの高さ等を調整する際は、唾液や汚れがかぶせ物に付着します。当院ではスチームクリーナーを使い100℃の高温スチームを噴射洗浄し、かぶせ物に付着した汚れを落とします。
それにより、かぶせ物を歯に装着する際の接着力を向上させます。
こうして患者さんのご要望の形態・色が忠実に再現されたシュミレーション通りのセラミックが装着されます。
口の中に入れたセラミックを美しく見せるため、当院ではいくつかのガイドラインを基準に治療を行います。
このガイドラインは、特に上の前歯の治療を行う際に重要になります。
1973年、Lombardiが「正面から中切歯、側切歯、犬歯を観察したときに、その割合が1.6:1.0:0.6である場合に特に美しく見える」と発表しました。全ての患者さんに当てはまるわけではありませんが、前歯における審美修復の重要な基準のひとつです。
スマイルラインとは、上の前歯の切縁を結んだラインのことです。左のような下に凸の美しいカーブを描き、軽く笑った時の上唇のラインと平行に設定するのが美しいとされています。
ジンジバル・レベルとは、歯と歯茎の境目の頂点の位置を示す言葉で、特に上の前歯においては、中切歯・側切歯・犬歯でHigh、Low、Highの関係に設定するのが美しいと言われています。
このほかにも様々な基準があり、丁寧な審美治療の支えとなります。